お米に虫がわかなくする保存方法とわいた時の対処方法
みなさんはお米に虫がついていた経験はないですか?いつも通りに米びつからお米をとろうとしたら袋の中に虫がいたり、水を入れて研ごうとしたら虫が浮いてきたり・・・。
つまみ出したらそれで終わり。ってわけにはいきませんよね。虫嫌いな方にとっては悲鳴ものです。あまりに大量に湧いてしまうと農家の方に心のなかで謝りながら泣く泣く捨ててしまう人もいるかもしれませんね。
今日はそうならないためにも虫をわかなくする保存方法とわいたときの対処方法をお教えします。
虫が湧くのは実は安心・安全の証拠!
みなさんは何歳ぐらいの方かはわかりませんが、私と同じアラサーだとすると、最近はお米に虫がわいたとあまり聞かなくなったと思いませんか?
虫がわかなくなった理由は大きく2つあると思います。害虫駆除の農薬の品質が上がったこと、お米の保存品質が上がったことの2つです。
最近は、無農薬にこだわるなど特別な事情がなければ、昔に較べてほぼ全ての農家が農薬を使っています。そのため、昔に較べて虫がつくこと自体が激減しました。
程度にもよりますが農薬を使っていれば虫がつくことはほとんどありません。
次に保存品質ですが、昔は消費も多かったことから家庭でお米を常温保存することも多かったと思います。しかし、最近では通販、ネットスーパー、近くの量販店などで簡単に手に入るようになったことから、消費者はすぐに消費する量だけを購入し、冷蔵庫などで保存するようになりました。農家もお米用の冷蔵庫などに保管するなど保存品質が向上したことで虫がわきにくくなったという事情があります。
余談ですが農薬は安全性が問われ続けていましたが、農林水産省などが安全面にも配慮して法律を整備していったおかげで安全面にも飛躍的に向上していっています。
しかし、安全とは言っても「安全な農薬」ではなく、実は「人体に影響がある可能性があるものの生涯摂取し続けても影響がない量ならかまわない」を安全と謳っているのが現状です。
虫を駆除できるものが人体に影響がないとも言い切れませんからね。
だからこそ虫がつく、虫が湧くということは「安心・安全」である証拠ともとることができます。
虫がわかなくする保存方法
それでも虫がわくことがあります。それが無農薬米です。安心・安全にこだわっているご家庭、小さなお子さんがいるご家庭などは無農薬米を選択されているかもしれません。その場合は虫がわかないように保存しないといけません。
虫が湧くには条件があります。それは20度以上で保存することです。逆に言えばこの条件を満たさなければ虫はわきません。つまり、家に持って帰る(通販なら家に届く)とすぐにジップロックなどで真空パックして冷蔵庫で保存しましょう。
ちなみにジップロックで保存するのは虫がわかないためではないのですが、お米がすごくおいしくなります。せっかく保存するなら一手間かけてみてください。詳しくはこちらに書いているので興味があれば読んでみてください。
お米を今より劇的においしく食べるためのたった6つの工夫(前篇)
あと家庭で保存する期間も短くすると良いのでお米を買う時は大体1ヶ月で消費できる量を目安に買うようにしましょう。
さらに対策したい方は
虫が湧く可能性を0.1%でも下げたいという虫嫌いの方は定番「米唐番」を使ってください。米びつと一緒に入れることで虫がわかなくなります。
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わいた時の対処方法
それでもわいた時ですが、虫は水より軽いので研ぐ時に浮いてきます。水を入れてすぐ捨てるということを2,3回繰り返せば虫は流れるはずです。
ちなみに大量に湧いた場合はざるでふるいにかけるといった方法があるようですが、虫嫌いの方には現実的ではないですね。そのお米は処分するしかないと思いますが、農家さんが一生懸命作ったお米ですので、お詫びの気持ちと次からはちゃんと保存するように心がけてください。
いかがでしょうか。お米に虫がわくということは家庭での努力で十分防げます。それほど手間もかからないので是非試してみてください。