前回iPad手描き用スタイラスペン(タッチペン)を自作したをご紹介しました。
前回紹介したICフォームは品切れ状態が続いており、受注発注とのことで「すぐに試したい!!」という人に向きません。そこで身の回りにあるもので代用して作れないかということで試しました。また今回はよりアナログに近づけるように細いペンで試してみました。結果としては認識率もかなり高く実用性が高くなりました。もしAmazonに出品したらレビューで4ぐらいいくんじゃないでしょうか。
<事前準備>
①セルローススポンジ
3M スコッチ・ブライト 抗菌セルローススポンジたわし 2個入り C-31K 2PM
自作スタイラスペンと言えばこれが最強。3Mのセルローススポンジ。しかも安い。
②芯ホルダー
ステッドラー マルス テクニコ 芯ホルダー 780 C
これも自作スタイラスペンとしては秀逸。これが一番しっくり来ます。
③アロンアルファ
コニシ アロンアルファ EXTRA耐衝撃2g[HTRC 3]
アロンアルファはなんでもいいです。上記は参考まで。
④綿棒
綿棒もなんでもいいです。100均でもドラッグストアでも大丈夫です。
<作り方>
①セルローススポンジを緑と黄色に分けます。緑部分は固くてiPadを傷つけてしまうからです。力任せにやぶってもきれいに分けることができます。
②ペン先につけるセルローススポンジを適度な大きさに切ります。写真では2個にしていますが1個だけでいいです。
③綿棒の真ん中の棒をセルローススポンジとペンのシャフト役にするために切ります。5ミリ程度でかまいません。長すぎるとペン先が長くなり書くときに違和感があります。ぐらつかない程度に短ければ短いほど書きやすいと思ってください。
④綿棒をセルローススポンジにつっこみます。そしてその周りをアロンアルファで固めます。
⑤ ④で作ったものを丸みを帯びるように切って行きます。大きさは完成イメージを参考にしてください。
⑦下記がスタイラスペンを使って書いたサンプルです。かなりきれいに書けてるんではないでしょうか。これだと十分アイデア帳として実用的に使えると思います。書くときのポイントとしては普通の鉛筆のように斜めにせずに真上から押すように書くことと、書いているときはペン以外は体を接触させないことに注意してください。
こちらもどうぞ。
iPad手描き用スタイラスペン(タッチペン)を自作した
iPad手描き(手書き)アプリ決定版!WhiteNote
<気づいたこと>
セルローススポンジは使っていると少しカスが出ます。やはり王道はサンワのICフォーム(導電シート)かなとも思いますが、少し固いです。
つまり、
セルローススポンジは柔らかく柔軟性があって描きやすいが少しカスが出る。
ICフォームはカスは出ないが、ちょっと固めで滑りが悪い。
個人的にはセルロースかなと思います。