カウントフリーでもLINEモバイルで格安になる人は限られる!ヘビーユーザーはOCNモバイルに軍配
9月5日にLINEモバイルの詳細が公表された後、10月1日の正式リリースに先立って先行2万人キャンペーンが始まりました。
様子見の人はいるものの、いまやインフラにまで成長したLINEが格安SIMに参入したということもあって、その話題性から早くも申し込みが殺到しているようです。
しかし、冷静に見るとけっして誰にとっても「格安」ではないこと、ある条件なら「格安」となる、ということがわかってきましたので、紹介していきます。
LINEモバイル最大の特徴であるカウントフリー
LINEモバイルが格安という言われる最大の理由にカウントフリーというサービスがあります。
通常格安SIMというのは月間で利用できる通信量というのは決まっています。もちろん3大キャリアであるdocomo、au、SoftBankも決まっています。1GBならいくら、3GBならいくら、というアレです。
その通信量を超えてしまうと著しく通信速度が低下します。その速度は実用に耐えないレベルで低下します。そのため、みなさんがプランを選ぶときはみなさんが平均的に利用する通信量の少し上のプラン、つまり毎月の通信量がプランをオーバーしないように選ぶのがコツです。
LINEモバイルのカウントフリーとはその通信量に換算されない通信というものが設定されています。これがこのサービスの最大の特徴でもあります。
LINEモバイルのプランにはフリープランとコミュニケーションプランという2つのプランがあります。まずフリープランというのはLINEアプリでの通信は毎月の通信量にカウントされません。次にコミュニケーションプランというのはLINEアプリに加えて、FacebookやTwitterという主要SNSの通信もカウントされません。
つまり、これらのアプリを多用する方にとっては通信量を節約できるということで、通信料を抑えることができます。
注意点
しかし、カウントフリーにも注意点があります。それはLINEアプリならなんでもOKかというとそうでもなくて、LINE LIVEなどストリーミング動画のLINE系アプリは対象外です。同じく、Facebook、Twitterのライブストリーミングについても対象外ですので、全て無料だと思ってがんがん動画を見ているとあっという間に月間の通信量に達してしまい、通信速度が制限されます。
もちろん、0.5GB/500円で購入もできますが、やはり出費は避けたいところですよね。
他の格安SIMと比較するとどうなの?
皆さんが一番気になる料金、通信量、速度で比較してみました。対抗SIMとしてはmineoとOCNです。その他の格安SIMはキャンペーン祭りで価格が乱高下したり、解約料がバカ高かったり、とあまり良い印象がないので除いています。トラブルになっても嫌ですもんね。
データ通信のみで比較
データ通信で見ますと通信量が1GBに収まるならLINEモバイルが一番お得です。しかし、毎月3GB以上使うならOCNモバイルがどの容量でもお得です。意外にもmineoは惨敗ですね。
音声通話ありで比較
1GBまでならLINEモバイル、3GBならmineo、4GBならOCNという結果です。ライトユーザーならLINEモバイル、ヘビーユーザーならOCNモバイルがお得という結果になりました。
結論:おすすめなのはこんな人
先ほども言いましたが容量で選べば間違いません。基準は月間1GB未満かどうかで見分けます。SNSの通信量を除いて1GB未満ならLINEモバイル、それ以上ならばOCNモバイルが断然お得です。
iPhoneユーザー
設定のモバイルデータ通信をタップしてください。月間の通信量がわかります。
androidユーザー
設定からデータ使用をタップしてください。月間の通信量がわかります。
いずれの場合も注意するべきは、
・LINEモバイルのコミュニケーションプランの場合は、LINE、Facebook、Twitterの容量を除くこと
・LINEモバイルのフリープランの場合はLINEの容量を除くこと
・一方でLINE LIVEは除かないこと
・FacebookやTwitterのライブ通信は混在していること
に留意してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。出たばかりのLINEモバイルを評価してみました。1GBを基準として、ライトユーザーにはLINEモバイル、ヘビーユーザーにはOCNモバイルがお得になりそうですね。
連絡用としてお子さんに持たせたり、孫の写真を送るためにおじいちゃん、おばあちゃんにLINEを使わせたり、仕事で2台目に持つSIMとしては活躍しそうなLINEモバイル。是非一度試してみてください。