公園?河原?花火が迷惑にならないために守るべき5つのマナー
- 2016/8/16
- 子ども・キッズ
公園?河原?花火が迷惑にならないために守るべき5つのマナー
先日、HONDAのディーラーさんから手持ち花火をプレゼントされました。うちはもうすぐ5歳になる息子がいるので非常に喜んだのですが、頭を抱えたのが、
「どこでやればいいんだろう?」
「どうすればいいんだろう?」
「何に注意すればいいんだろう?」
といったものでした。みなさんも質問サイトなどで聞いている人も多いようですが、まとまった情報がなかったので、せっかくですので私が調べたことをまとめます。
記事を参考にマナーを守って花火を楽しんでください。
最近の花火事情
私の子供の頃でしたら、田舎ということもありましたが、花火をするのにそんなに周りを気にすることなく家の前でできました。近所づきあいも良好で、ご近所も普通にやっていましたから咎められることもありません。
火の用心としての水を張ったバケツ、ゴミの後しまつだけしておけばOKという懐の広さ。ちょっとした打ち上げ花火は小学校の運動場や公園に行けばできましたね。
ただ最近はそういうこともできないでしょう。家の前でしようものなら心置きなく騒げないし、近所の目も気になる。公園でさえも下手にロケット花火をピュンピュン飛ばしたり、打ち上げ花火をやっては警察を呼ばれたり、ヘタすると近隣の住人とのトラブルに発展しかねません。実際に花火がうるさいということ殺人に発展している例もあります。
かと言って最近は以前のように気軽に学校に入ることもできませんし、河原だと条例で禁止されていることもあります。下手に花火ができないようになっています。それではどこでやればいいのでしょうか。
花火をしてもいい条件
まずは場所です。候補場所はいくつかあります。お手軽な順番で紹介します。
場所
- 自宅の庭または自宅前
- 公園
- 河原
- 学校の運動場や市営の競技場
- キャンプ(山奥)
- 基本は極力広い所&人のいない所
ただ場所を選べばいいというものではありません。
時間も気にするべきだと考えます。
時間
時間は夜8時から9時がベストです。夏は暗くなるのが遅いです。地域にもよりますが、7時でも明るいところは多いでしょう。これだと雰囲気が出ませんよね。やはり暗くないと。
だからと言って遅いほうがいいかと言うとそうでもありません。遅すぎると花火の音がうるさくて迷惑になります。花火は楽しいですから少なからず騒ぐこともあるでしょう。そうするとやはり9時までが常識的な範囲かと思います。
実際に花火大会などは8時から9時の間にやるのが多いと思いますが、やはりそういうことだと思います。
ただこの条件を守ればそれでいいかと言うとそうでもありません。守るべき法律やマナーもまだまだあります。
まずは絶対に守るべき法律
これは何が何でも守る必要があります。一番は条例で禁止されていないかどうかです。あなたが住んでいる地域の市区町村のHPで花火を禁止している場所がないか確認しましょう。
東京は河原や公園でさえも花火を禁止されていると聞きます。しかも「どこで花火をすればいいんだ」ってレベルで禁止されているとか。
私が住んでいる地域も河原が近くにあるのですが、調べてみると河川全域で花火が禁止されていました。余談ですがバーベキューなども禁止されています。昔だと気軽に花火できた場所も思いがけず禁止されていることもありますので今一度確認しておくほうが無難です。
ちなみに電車で「火薬類」を運ぶことは禁じられていて、おもちゃ用の花火は1kgまでしか持ち込めないので花火をする場所に行くために電車に乗る時はこちらも注意が必要です。
次に守るべき5つのマナー
法律で禁止されていなくとも守るべきマナーがあります。大前提としては近隣の方々に迷惑にならないことです。あなたがたが楽しくとも近隣の住民からすれば日常の中で騒がれることになります。
仕事で疲れている人もいるでしょう、子どもがようやく寝たという家庭もあるかもしれません。しかもあなただけじゃなくて、昨日も一昨日も誰かが騒いでいたかもしれません。そういうことを想像しながら花火をする必要があります。
1.打ち上げ花火はやらない
派手で楽しいです。しかし、打ち上げ花火は大きな音がなるものもありますので、注意が必要です。さらに言えば空高く上がるものもあります。電線を壊さないように気をつけたり、木を燃やさないように気をつけたり、さらには落下傘のように落下物があるものはゴミを回収する必要があります。
広い場所が適しているのはそういう理由です。
2.火の用心をする
火事になると迷惑どころか大迷惑です。家が燃えたり山火事になったり、人が死んでしまったり・・・と、取り返しのつかないことになりえません。こちらもだからこそ広い場所でする理由の一つになります。
また、完全に火を消すためにもバケツに水を張って念には念を入れておきましょう。終わった花火や不発に終わった花火は必ず水につけて完全に消化をしましょう。
火薬を扱っているということを忘れないことです。
3.ゴミを持ち帰る
近隣の住民が怒る要因の一つです。いつも遊んでいる公園に、ゴミが散乱していると愕然とします。夜はわかりにくいので念入りにゴミは回収するようにしましょう。
あなたが回収できなかったゴミは近隣の住民が掃除するということを肝に命じましょう。自分が逆の立場ならどう思うかです。また、ジュースやおやつのゴミも絶対に置いていってはいけません。そこらへんに捨てるのは論外です。
4.騒がない
先ほど時間についての注意を書きましたが、必要以上に騒がないことです。花火は楽しいですから騒ぐなとは言いません。必要以上に騒がないことです。馬鹿騒ぎだけは避けておきましょう。
音ということであれば爆竹やロケット花火、打ち上げ花火なども遠慮しておいたほうが無難です。
5.煙の風向き
意外と忘れがちですが、煙の風向きも気をつけましょう。自分たちは楽しくても、気づけばある家を煙でいぶしているということもあります。
結局どこがいいの?
場所としてはやはり公園と河原が現実的だと思います。ただこの2つは条例などで禁止されている可能性があるため、必ず市区町村のHPは確認しておきましょう。また、キャンプのついでにやるなどもいいですね。
派手な音がしないのであれば、家の前で十分です。風向きだけ気にしておきましょう。また時間は夜9時までを厳守で。
その他、紹介した5つのマナーも守りながら花火は楽しむようにしたいですね。それでは。