iPhoneで人気の画像加工アプリ「Prisma」の利用規約がヤバイ!自撮りなど注意が必要
- 2016/7/18
- スマホ・タブレット
iPhoneで人気の画像加工アプリ「Prisma」の利用規約がヤバイ!自撮りなど注意が必要
アップルストアで初登場で1位を獲得したiPhoneの画像加工アプリ「Prisma」が人気ですよね。ワンタッチで絵画のような写真にできてしまうすぐれもので大人気です。
でも実は違うところでも話題になっていることを知っていましたか?何が話題かというと利用規約です。よくわからないうちに「OK、OK!」とやるにはちょっと躊躇するような内容です。
英語なので利用規約もよく読まないままに使っている人も多いみたいですね。
今日は「Prisma」の怖い真実を少し紹介したいと思います。
Prismaとは
Prismaを知らない方もいるかもしれませんので少しだけ紹介するとよくある画像加工アプリです。何の変哲もない写真をワンタッチで絵画のような写真に変えてしまいます。
FacebookやInstagramにアップする写真を加工するにはうってつけですね。事実、Prismaで加工した写真はいいねがつきやすく、シェアされやすいようです。だからこそこのアプリが人気あるようですね。登場するやいなや人気No1のアプリとなりました。
何が問題?
結論を言います。利用規約がヤバイです。英語ですがこちらのサイトにこんなことが書いてあります。
http://prisma-ai.com/terms.html
Rights
Prisma does not claim ownership of any Content that you post on or through the Service. Instead, you hereby grant to Prisma a non-exclusive, fully paid and royalty-free, transferable, sub-licensable, worldwide license to use the Content that you stylize on or through the Service, subject to the Service’s Privacy Policy, available here http://prisma-ai.com/privacy/, including but not limited to sections 3 (“Sharing of Your Information”) and 4 (“How We Store Your Information”).
Google翻訳で翻訳してみましょう。
プリズマは、あなたが上または本サービスを通じて投稿任意のコンテンツの所有権を主張しません。その代わりに、あなたはここにサービスのプライバシーポリシーの対象とあなたが上または本サービスを通じてスタイル設定内容、利用可能なここでHTTPを使用することプリズマに非独占的、完全に支払い、ロイヤリティフリー、譲渡、サブライセンス可能、世界的なライセンスを付与します: //prisma-ai.com/privacy/ 、含むがセクション3に限定し、 4 ( 「あなたの情報の共有」 )ではない( 「私たちはあなたの情報の格納方法」を参照) 。
まず、
プリズマはあなたが投稿したコンテンツの所有権を主張しません。
と書いてあります。「ふむふむ、だったら別にいいのでは?」そうですね。ここは問題ありません。問題は次です。
その代わりに、あなたは本サービスを通じてプリズマに非独占的、完全に支払い、ロイヤリティフリー、譲渡、サブライセンス可能、世界的なライセンスを付与します。
よくわからない日本語かもしれませんが、こういうことです。
「あなたが投稿した写真はあなたのものですが、加工(絵画)にした後の写真はプリズマも使いますよ。」
これは危険ですね。あなたが自撮りしたとしましょう。その写真の著作権はPrismaが所有していることになり、それをPrismaがどう使おうが文句が言えません。世界的なライセンスも所有することになりますから、あなたの写真が地球の裏側で笑い者になる可能性があります。
極端な話、あなたがかなりプライベートな写真を加工したとしましょう。加工した写真は自分で楽しむだけだし、FacebookやInstagramにアップはしないから大丈夫、というわけにはいけません。Prismaがこの写真を公開しようが文句は言えません。
なぜこんなことになるの?
普通、写真加工アプリというのはそのスマホのみで加工がなされます。たとえばAdobeのPhotoshopなんて典型ですね。文字を入れたり、写真を明るくしたり、デコレーションしたり。普通はそれが一般的です。だからPrisma利用者も安心だと思うのでしょうが、Prismaは違います。
Prismaの仕組みとして一旦写真をPrismaのサーバーにアップロードします。つまり写真を渡しているのですね。その上で加工したものを返してきます。この過程で写真をいわば抜き取られているのです。
最後に
いかがでしょうか。いくら便利で人気があると言っても、それらの危険性を知らず知らずに闇雲にに使うことは危険ですね。まぁ自己責任とは言え、プライバシーポリシーや利用規約なんてなかなかじっくり読むことはないですし、さらに英語ですからね。大半のユーザーは気付いていないでしょう。
人気のあるPrismaですが、危険性を認識しながら使いましょう。それでは。