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リマケ、YDN、インタレストマッチ、ターゲティングetc・・・広告の種類の違いを整理する
- 2014/10/13
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リマケ、YDN、インタレストマッチ、ターゲティングetc・・・この際だから広告の種類の違いを整理する
一口に広告といってもいろいろありますよね。リスティング広告、YDNやリターゲティング広告。さらにはインタレストマッチやモバイルなど。さらに広告大手であるGoogleとYahooがそれぞれにサービス名をつけるものだから余計混乱させる結果になっています。WEB専任の担当者なら毎日触れているので理解されていると思いますが、中小企業なら一人まるまるWEBに割ける余力はありません。
大抵は現状の業務との兼務でこなす必要があり、片手間にやっていると「あれ?これってなんだっけ?」「Googleでいう○○ってYahooだとなんだっけ?」などすぐにわからなくなってしまいます。私も調べた時は覚えているのですが、よく混乱するので一度整理しておこうと思います。
誰かの役に立てればと思います。
広告のサービス名の体系化
どんな広告があるか整理します。
まずGoogleから行きます。
adwords
┣ 検索ネットワーク
┣ 商品リスト広告
┗ ディスプレイネットワーク
┣ キーワードターゲット
┣ トピックターゲット
┣ インタレストターゲット
┣ リマーケティング
┣ 類似ユーザリストによるターゲティング
┗ 動的リマーケティング
さらにadwordsではディスプレイネットワークの中でプレイスメントターゲットという配信するサイトを指定する機能やサイトターゲティングというユーザーの年齢、性別、地域を絞り込む機能があります。またエンハンストキャンペーンというデバイス、時間帯などで優先させる機能などもあります。主にスマホを優先させた広告にしたい時に利用できます。
次にYahooでは、
Yahooプロモーション広告
┣ スポンサードサーチ
┗ YDN(Yahooディスプレイアドネットワーク)
┣ ターゲティング
┃ ┣リターゲティング
┃ ┗サーチターゲティング
┣ インタレストマッチ
┗ モバイル
といった感じです。
Googleと同様YDNの中でプレイスメントターゲットという配信するサイトを指定する機能やサイトターゲティングというユーザーの年齢、性別、地域を絞り込む機能があります。
それぞれの広告の用途
こちらもまずはGoogleから。
掲載場所 | トリガー | タイプ | リーチ数 | 興味 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
検索ネットワーク | 検索結果 | 検索キーワード | テキスト | 受け身 | 中 | 高 |
商品リスト広告 | 検索結果 | 検索キーワード | 画像 | 受け身 | 中 | 高 |
キーワードターゲット | 提携サイト | 関連キーワード | テキスト、画像 | 積極 | 多 | 中 |
トピックターゲット | 提携サイト | 閲覧サイトの内容 | テキスト、画像 | 積極 | 多 | 低 |
インタレストターゲット | 提携サイト | 過去のデータ | テキスト、画像 | 積極 | 多 | 低 |
リマーケティング | 提携サイト | 過去の閲覧履歴 | テキスト、画像 | 積極 | 少 | 高 |
類似ユーザリスト | 提携サイト | リマーケティングを元にした類似ユーザー | テキスト、画像 | 積極 | 中 | 中 |
動的リマーケティング | 提携サイト | 過去の閲覧履歴 | 画像 | 積極 | 少 | 高 |
次にYahoo。
掲載場所 | トリガー | タイプ | リーチ数 | 興味 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
スポンサードサーチ | 検索結果 | 検索キーワード | テキスト | 受け身 | 中 | 高 |
リターゲティング | 提携サイト | 過去の閲覧履歴 | テキスト、画像 | 積極 | 少 | 高 |
サーチターゲティング | 提携サイト | 過去の検索ワード | テキスト、画像 | 積極 | 中 | 中 |
インタレストマッチ | 提携サイト | 閲覧サイトの内容 | テキスト、画像 | 積極 | 多 | 低 |
モバイル | 提携サイト | スマホ優先(デバイスがスマホ) | テキスト、画像 | 積極 | 多 | 低 |
まとめ
このように整理しますとやはりGoogleもYahooも同じサービスなのに違う名前にしているためにわかりにくくなっているように感じますね。
ちなみに興味が「高」であるほどコンバージョン率、費用対効果は高くなります。これはAISASで言うところのSearch(検索)、Action(購買)層にリーチしているためです。オススメの手法である一方でリーチ数は限られているため、この層だけでは目標とする売上に届かない場合はAttention(注意)、Interest(興味)であるディスプレイネットワーク(YDN)で幅広く潜在顧客にリーチする必要があります。もちろん、リーチ数は多いものの興味は低いまたは中程度のためコンバージョン率や費用対効果は落ちます。
リーチ数と興味はトレードオフの関係にあるため、自社の戦略に沿った選び方が重要ですね。その際はぜひ上記の表を眺めてどう広告宣伝費を配分するかの参考にしてみてください。