タオバオに出品して中国ビジネスを制する方法
- 2014/1/28
- 越境EC
タオバオに出品して中国ビジネスを制する方法
いまや中国ビジネスを語る上で、淘宝(Taobao:タオバオ)抜きには語れなくなっている。
次のグラフを見て欲しい。2012年までの5年間でCtoCの電子商取引データであるがこれを見てわかる通り、年々凄まじい勢いで伸びていることがわかる。
8,000億元となると、レート1元13円で換算すると10兆円となる。これは楽天の流通総額が1.5兆円、Amazonが1兆円ということから考えるとどれだけ有望な市場かがわかるだろう。
さらに言えば、日本ではCtoCと言うとヤフオクやeBayなどいろんなサイトを思い浮かべるが、中国でこのCtoCを支える販売システムは淘宝(Taobao:タオバオ)1社で95%のシェアを持つと言われている。つまり、淘宝(Taobao:タオバオ)一つをおさえれば中国ビジネスが広がるということである。世界中が中国に夢見る所以だ。
その中で日本は、反日というハンデを抱えつつも、アジアで唯一の先進国であるということはもちろん、世界に通用する最先端の商品力を持つ。さらには、中国に近いという地の利があるため、送料、納期、破損率など欧米より優位に立てる。欧米よりも漢字に親しみがあるということもある。これを押さえない手はない。
一方でそれでも日本から淘宝(Taobao:タオバオ)を利用してビジネスをする人が少ない。それはなぜか。
言葉の壁、情報の少なさ、チャイナリスクなどいろいろ考えられるが、一番の理由は開店・出品の敷居が異常に高いからである。
淘宝(Taobao:タオバオ)に開店・出品するには中国国内に銀行口座を持たなければならず、そのためには中国へ行って手続きを行わないといけない。苦労して作れたとしてもECをやるにあたって、入金管理や出金(日本への送金)など通常の口座管理もままならない。
代行サービスも考えられるが、お金の管理までを現地の方に依頼するほど怖いことをする人はいないだろう。かといって信頼の置ける中国人または在中日本人の友人、パートナーを持つ人は少ないはずである。
ここではそういった高い基準を一つ一つクリアすることでタオバオへの出品を通じて中国への進出をサポートする。ぜひ活用して欲しい。